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【The Culture Mapが外資系の異文化理解の必読書になった話】

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浅田サン、きっちゃん。では貴君らの今年のSales targetは前年比20%増、Sales budget5 M Japanese Yen500万円)で目標を達成するように。

Manager Ben

 

ふっ…俺様を誰だと思っているんだ?

前年比20%増なんてチョロい目標、俺様にとってはpiece of cake(朝飯前)だぜ…!!

Sales Manager浅田さん

(あっ浅田さん……!!いいんですかそんなに自信満々で………!!今の状態だと、前年比同等ですら、怪しいですよ…!!)

小声で相談するきっちゃん

 

(ふっ青いなきっちゃん……!!外資系はこういうハッタリを平然と言えないとやっていけねえぜ…!!

ダイジョウブだ、既に前年比の実績はphotoshopで加工済みだから全く問題ないぜ……!!)

確信犯の浅田さん

 

ん?何をコソコソ話している貴様ら?

本当にSales targetを達成できるのか貴様ら??

Manager Ben

Sales Managerたるもの、二言はないぜ……!!

息を吐くように嘘が言える浅田さん

そ、そうですよ…!!去年は一昨年対比15%増で、今年のSales strategyもバッチリです…!!

冷や汗をかくきっちゃん

 

じーーーーーーーーーー

知ってるぞ貴様ら。

日本人には、空気を読む(read between the lines)習慣があって、時として発言と真意が異なることがあるということをな…!!

二人を訝しげに見るBen

な、何…!?!?KY(空気読めない)で言葉そのまま受け止める欧米人が、裏の意図を探ろうとしている、だと…!!

問題発言の浅田さん

 

このTHE CULTURE MAPを見るが良い…!!

私は、某ビジネススクールでのマネージャー研修で、世界各国の文化背景・宗教の異なるビジネスパーソンとのコミュニケーション術を学んだのだよ…!!

Manager Ben

 

な、何ィーーーーー!!!

Sales Manager浅田さん

今日の記事では、外資系ではCulture Mapが必読書になったという話をご紹介します…!!!

Tak石河

外国人マネージャーが、やたらと日本人社員を凝視するようになった理由

 じーーーーー

Manager Ben

じーーーーーーーーーー

Diana

あ、やっぱ気になる?俺、今日履いているんだわ♪

今日は縞パンの浅田さん

に土下座しろやゴルァ

Diana

縞パンは全くどうでも良いが、貴様らが本当に先のSales Targetを達成するつもりがあるのか、read between the line(空気を読んでいる)のだよ…!!

Manager Ben

 

とまあ、このように、相手をじっと見る謎の習慣がついていたので、理由を聞いてみたところ、外資系では以前、洋書レビューで紹介したCulture Mapという異文化コミュニケーションの本が大ブレイクしているらしく、その本に感化されて、日本人の真意を探ろうと、こういう凝視する態度に繋がったようです。

まあ、それであからさまに相手を凝視して空気を読もうとしている行為自体、空気が読めていないのではないかというもっともなツッコミはあるのですが、こうして相手の文化を理解しようという動きは、とても良いことのように思いますね。

Tak石河

この本の詳細については、過去記事を是非読んでみてね!!

アメリカ人同僚 盟友Liam

 

外資系で働く人はもちろん、外国人とのビジネスで悩む人には是非お勧めしたい本

 このTHE CULTURE MAPですが、外資系で働く人はもちとん、外国人とのビジネスで悩む人には是非お勧めしたい本です!

ご自身で読んでもらうのもそうですが、もっと良いのは、相手にもこの本を読んでもらうのも良いですね。

Tak石河

はあ…そんなの今更じゃん?

日本人がもっと世界の文化について学んだら良いんじゃない?

Diana

そういってくるひねくれ者の方については、是非本書の中でインパクトのある以下の図を見せれば、きっと興味をもってもらえる(ハズ)です!!

Tak石河

   

まずこの図では、縦軸はLow-context/explicit ⇔ High-context/implicitを示している。

これは、簡単に言うと、Low-context/explicitは、文脈によらず、言葉ではっきりと物事を表現するということ。

High-context/implicitは、文脈の依存性が高く、あまりはっきりと言葉で表現しない、含みのある表現をする傾向がある。

横軸のDirect negative feedback/Indirect negative feedbackは、相手にとってネガティブなフィードバック(簡単に言えばダメ出し)を、どれだけdirect(直接的)に言うか、indirect(間接的)に言うか、という違いだね。

アメリカ人同僚 盟友Liam

 

次の図では、縦軸は、表現がEmotionally expressive(感情的に表現する)か、Emotionally unexpressive(感情的に表現しない)か、

横軸は、Confrontational(対立的か)、Avoids confrontation(対立を避けようとするか)を、示している。

アメリカ人同僚 盟友Liam

今回では比較例として、Japan(日本)とNetherlands(オランダ)をピックアップしてみました。

Tak石河

何か、すごく両極端だな……。

Manager Ben

面白いじゃない。じゃあ、私達オランダ人はこの表から…

Low-context/explicit ConfrontationalEmotionally unexpressiveDirect negative feedback

「歯に衣着せぬ言い方、対決を辞さない、感情を出さない、ダメ出しはド直球で」

という傾向なわけね。 

Diana

日本人は、

High-context/implicitAvoids confrontationEmotionally unexpressiveIndirect negative feedback

なので、「含みのある言い方、もめ事を避ける、感情を出さない、ダメ出しは間接的に」

という傾向なんですね…!!

きっちゃん

…なるほど!!

じゃあ、今まできっちゃんに激しく直球で、でも淡々とダメ出ししたのはオランダ人の特性なのね。

普通だったと思ってたけど、それじゃあキツく聞こえたかもしれないわね、ごめんねきっちゃん。

今度から、含みのある言い方で淡々と、間接的な言い方で、柔らかく責め立てるようにするわ。

「あれ、きっちゃんどうやら報告書に間違いがあるようなんだけど、私の間違いかしら?次はどうやったら間違いしないかじっくり話し合おうっか?」

みたいなダメ出しがいいわけね?

Diana

 

そもそも、俺を犬扱いにする時点で色々間違っていることに気づいてください

きっちゃん

…っていうか、日本人の中でも色々なタイプがいるだろ??

こんな図ですぐにまとめられるものではないんじゃねーか??

日本人離れした浅田さん

それは仰る通りなんですが、こういう分かりやすく書いてある図って、経験上、外国人のビジネスパーソンには結構評判がいいんですよね(笑)

なので、皆さんも異文化コミュニケーションでお困りの方、是非この本を一度お読みになるか、又はおすすめしてみて下さいね!

Tak石河

如何だったでしょうか?

今日は、The Culture Mapが外資系で大ブレイクしているというお話でした。

 外資系で働く方、または普段外国人とコミュニケーションされる方全てに、お勧めしたい一冊です…!!

じーーーーー

凝視し続けるBen

いやだから、read between the lines(空気を読む)って、凝視して見えてくるもんじゃねーから

Sales Manager浅田さん

浅田サン……青と白色…ゴクリ…!!!

縞パンの色を凝視して透視するガチガチ男

・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!

貞操の危機に瀕した浅田さん

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