【byの期限はいつまで？】

今日は、当ブログのサービス、ビジネス英語プレミアムコンサルティングで受けたご質問について、一見簡単ですが実は奥の深いものがあったので、ご依頼者様のご許可を得て記事にさせて頂きました！

実は非常に厄介な問題なんですよ！今日はそんな、期限にまつわるトラブルがないように、おすすめの期日設定や注意事項などをご紹介します！

早速通報しといたわ

浅田サン。お茶なら私と署の方でじっくりと何時間でもしまショウ。

…冒頭から慌ただしい出だしでしたが、改めて次から本題です！

Tak石河さん…！！月曜にファイルもらわないとプレゼン間に合わないんですよ…！！

Please send me the file by next Tuesday.って言ったら、次の火曜日までに送ってくれますよね…？？

分かりました！！メール…ポチっと送信！！

きっちゃん、データ送ったよ！火曜日のプレゼン頑張ってね！！

え、でもデータ見てからプレゼン作るから時間いるでしょ？

それにデータに何か不備があったら修正も必要だし。

本当は木曜日中にも送りたかったけど出張で忙しくて遅れなかったんだ。

じゃあ、頑張って！

まず(a)のように、こちらの作業の手間も考えてかなり早めにデータを送ってくれる同僚は、外資系では貴重な人材です！！マジで貴重です！！

Tak石河体感的には本職の10%未満もいません（汗）本当に大事にしましょう！！相手の支社に行くときはバッチリお土産も渡して好感度アップさせておきましょう！！

きっちゃん。データ送っといたぞ。プレゼン頑張ってくれ。

……とまあ普通に送ったんだが。何かコメントはないか？

ないんかい

Dianaさん…もう月曜日の夜更けなのにまだデータ送ってくれない…！！

いくら僕をペットのバター犬扱いするにしろ仕事はちゃんとやって下さいよったくイライライラ…

ありがとうございます…って、今もう2019年12月2日（月）23時59分59秒ですよ！？

今からプレゼン資料作ってって…これから徹夜しなきゃなんないですよ！！

そんなーーー！！そこまで分かってるならもっと早めにデータ送ってくればよかったじゃないですか！！

い、いえ…。生意気言ってすみませんでした……。

…って、これひどくないですか？時差なんて調べたらすぐに分かるじゃないですか…！！

ちょっとガチガチ男さん！！火曜日までっていったのに、まだデータ送ってくれていないじゃないですか！？

早く送って下さいよ！！

ちょ、ちょっと…。プレゼンは今日なんですよ！？！？今からこのデータをパワポにしても…絶対に間に合いませんよ！！

ま、まあそれなら間に合うか…って、これ会社のデータじゃなくて貴様の筋トレのデータやないかーーーい！！！

Tak石河さん…！！浅田さん、メールしても長期休暇の不在の自動応答メールしか返ってこないですよ…！！

しかも帰社予定は今から半年後…！？！？ってそもそも休む前にデータ何で僕に渡してくれないんですか！？！？

浅田さん（一応）日本人なんですけどね

さすがにキレていいですかね？僕、もうお客サンの前でザ・ドゲーザ（土下座）フラグ確定なんですけど

浅田さん以外の普通の日本人の感覚だったら考えられないですよ！？もう外資系嫌だ―。。

ですよね

まさかの元も子もない結論になろうとは…！！！

では、今回のような期日に関するトラブルを無くすための対策を見てみよう！

「by＋（期日）」という表現は、期日を一見しっかり述べられているようでも、実は結構曖昧なんですよね。

英英辞書でbyの定義を見てみよう！

…と、このように見ていくと、「by＋期限」はその期限を含んでそれ以前なのか、その期限を含まずにそれ以前なのかが、結構曖昧なんですよね。

浅田さんはそもそも返事すらくれなかったじゃないですか！！

今回のようなトラブルを防ぐためには、まずbyではなくもっと明確な期日を示す表現を活用してみよう！

まずはbyではなくbeforeにした例です。

このようにすれば、Tuesdayを含まずにそれ以前に送って下さいということは言えています。

…ということも考えられるので（汗）もうちょっと別な表現も見ていきましょう。

曜日ではなく日付にし、さらにat the latest（遅くとも）という表現を追加しました。

このようにすれば、締切時間はより明確になりますね。

ふーふっふっふ甘いな！！俺、イギリスにいるからイギリスの午後３時…即ち日本は真夜中だぜ！！

まあせいぜいそこからプレゼン資料頑張って作ってくれよな！

どこの国の時間かを明記していないきっちゃんが悪いんだぜ！！

あと12月2日っていっても何年の話か分からねぇぜ！！！

俺っちの判断で2030年12月2日に返事するから( ｀・∀・´)ﾉﾖﾛｼｸ！！

期日をより強く示すno later than～（～よりも前に）と、どこの国の時間かも追記して、どうやっても逃れられないくらいがんじがらめの期日設定にしてみましょう。

ふおおおおおお！！！締め切り時間がガチガチになっとるーーー！！！

あ、俺今から南アフリカ共和国に出張になったから、イギリス時間の締切は通用しねぇぜ…！？

さらに追加ですが、何故その締切までに必要とするのかの事情も書いておくとさらに親切ですね。

最後に、一例としてこういうメールにしておけば、期日に関するトラブルは回避できるであろうものを作ってみたので、ご参考にされて下さい。

結構簡潔なメールなんですね？

その記事はいつ書いてくれるのかしら？

さて、これまで見た通り、期日設定は英語表現自体も大事なんですが、同様に大事なのは普段からの相手とのコミュニケーションです。

例えば、普段から親切なLiamからメールで依頼されたら、それに応えようと思うでしょ？

一方で、今回ぜーんぜん何もしてくれなかった浅田さんからの依頼のメールだったらどうします？

ひぃいいい俺っちのPCが起動しなくなってもうたーーー！！！貴様！恩を忘れたのか…！！！