【ビジネス英会話Tips77 以上、以下、超、未満を英語で表現する時のルール】
おっしゃああ!!今日は50% offだぜ!!飲みまくるぜ!! 満39歳の浅田さん
お客サン。お会計のお時間デス。お会計100万円になりマス。さっさと支払えこのヤロウ(*^▽^*) Barボッタクリ店長Ben
何ぃ!!最初の案内には39歳以上は今日50%オフって書いてあったじゃねえか!! Sales Manager浅田さん
お客サン。more than Xという表現は、Xという基準値を含みまセン。なので、40歳以上でないと50% OFFは適用されまセン。ちなみに、今日は39歳以下の方は特別料金で普段の2倍の料金になりマスのでさっさと支払えこのヤロウ(*^▽^*) Barボッタクリ店長Ben
ボッタクリじゃねえか!!! ボッタクリ通算82回目の浅田さん
そうなんです、more than Xは、厳密にはXを含まないのですよ!冒頭のように、more thanを使って基準値を含む・含まない詐欺が流行っているので、このブログの読者の皆さんは、騙されないように気を付けて下さいね! Tak石河
そんなの流行ってないわよ!ていうか、通常の2倍料金で100万円でしょ?じゃあ通常の料金は50万円じゃない?元からボッタクリ店であることに浅田さんは何で(いつも)気づかないのかしら…。 Diana
人は過ちを繰り返す生き物なのですよ Tak石河
後、浅田さんが39歳で意外に若いことにびっくりしたわ。もっと歳とってると思ってた。 自身の25歳に若干の焦りを感じるDiana
人は見かけによらないもんなんだよ! フォローになっていないLiam
さて、口語では基準値を含む・含まないは、然程大きな問題ではないと思いますが、ビジネスではこの含む・含まないが、とても重要になることが結構あります。そこで今回は、「以上、以下、超、未満」を英語でどうやって表現するのかを見ていきましょう! Tak石河
基準となる数を含むのか、含まないのか?日本語での、「以上、以下、超、未満」の定義
まず、日本語での、「以上、以下、超、未満」の正確な(数量表現の)定義を確認しておきましょう!
- 以上:数量・程度、優劣などの比較で、それより上の範囲であること。数量では、その基準をも含む。
- 以下:数量・程度、優劣などの比較で、それより下の範囲であること。数量では、基準を含んでそれより下をいい、その基準を含まないときは「未満」を使う。
- 超:ある基準・数値を上回る。超過する。
- 未満:ある数に達していないこと。ある数を境に、ある数そのものは含めず、それより少ない数であること。
(📖出典📖 デジタル大辞泉)
数式で表すと、以下のようになるね! アメリカ人同僚 盟友Liam
- AはB以上である:A≧B
- AはB以下である:A≦B
- AはBを超える:A>B(差が大きい場合はA>>B)
- AはB未満である:A<B
英語での、「以上、以下、超、未満」の表現
では、英語ではどうやって表現するのかを見ていこう! アメリカ人同僚 盟友Liam
以上
greater than or equal to, or greater, not less than
例:AはB以上である
(1) A is greater than or equal to B.
(特に書き言葉で、かなりきっちりと数量表現をしている感があります)
(2) A is B or greater.
(端的かつ、書き言葉でも、話し言葉でも使える使いやすい表現)
(3) A is not less than B.
(AはBより少なくない→AはB以上であるという間接的な表現。Tak石河個人的には、若干明確さに欠ける印象があります)
以下
less than or equal to, or less, not greater than
例:AはB以下である
(1) A is less than or equal to B.
(特に書き言葉で、かなりきっちりと数量表現をしている感があります)
(2) A is B or less.
(端的かつ、書き言葉でも、話し言葉でも使える使いやすい表現)
(3) A is not greater than B.
(AはBより多くない→AはB以下であるという間接的な表現。Tak石河個人的には、若干明確さに欠ける印象があります)
超
greater than, above, exceed
例:AはBを超える
(1) A is greater than B.
(2) A is above B.
(3) A exceeds B.
(書き言葉・話し言葉等の、特段のおすすめ度はありません)
未満
less than, below
例:AはB未満である
(1) A is less than B.
(2) A is below B.
(書き言葉・話し言葉等の、特段のおすすめ度はありません)
英語では以上、以下を1単語で表現するのが難しいのね。 Diana
知っていないと、なかなかちゃんと表現するのは難しいかもしれないね。 アメリカ人同僚 盟友Liam
「以上、以下、超、未満」の表現が重要になる場面
話し言葉では、厳密に使い分けがされていない場合も多いんだけど、書き言葉(特に数値が非常に大事な場面)では、重要になってくるね。例を見てみよう! アメリカ人同僚 盟友Liam
Do not reduce power less than or equal to 50W.
(消費電力を50W以下に減らさないでください。)
50WならOKだな!…何、機械が暴走して爆発した!!! あえなく爆発して逝った浅田さん
残念だったわね、浅田さん!その機械は、50W未満に設定したら即爆発、50Wをわずかに超えたらセーフよ♪ 狙い通りのDiana
もはやまともな機械ではなくトラップの類だな 実は真の仕掛人のBen
ここまで厳密さが求められることは少ないかもしれませんが、文章では特に役に立つと思うので、参考にしてみてくださいね! Tak石河