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【ビジネス英会話Tips27 中学で習う英単語シリーズ(3)almost~意外と間違った使い方をしている単語~】

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中学で習う英単語シリーズ(3)almost~意外と間違った使い方をしている単語~

(最終更新:2017年6月24日 表現を若干修正しました)

やってみてわかった、意外に奥が深い中学で習う英単語シリーズ

この新シリーズも皆さまの応援のお陰様で順調?に続き、Tak石河の会社での社内英語講習会でも結構好評を頂いています^^; そして、私自身も、ブログ、会社でこのシリーズを行って、色々な気づきがあります。

一つ衝撃的だったのは、ネイティブ並みに英語を話せている外資系社員でも、実は【中学で習う英語を100%正確に、かつ的確に話せている人はほぼいない】ということです。

素直に認めます。このブログを読んで下さっている中学生の方で、英語が得意な方、多分普通の?外資系社員よりも正確に英語話せていますよ(汗)

そして、そういういった新たな気づきがあった第三回目の英単語は…‘almost’です!

almostの意味とは

almostは、副詞で、全部(al)+ほとんど(most)⇒ほとんどすべて(almost)となり、「ほとんど、ほぼ…」という意味になります。

(?出典? ジーニアス英和辞典第4版)

そして、「そろそろ」「もう少しで」といった日本語のニュアンスに近い意味もあり、ビジネスの実用ではこちらの意味で使うことも多いです。

まずは、基本的な2つの使い方をみていきましょう!

ほとんど(全て)

It rains almost every day.(ほとんど毎日雨が降っている。)

これぞ基本中の基本!!almost every employee(ほとんど全ての従業員)など、almost+everyのコンビネーションで色んな言い方ができます。1つ注意としてはalmost every daysのように、everyの後は複数にしないことです(これはeveryが単数名詞を修飾する形容詞だからです)。

I am almost ready. (もう少しで準備できます。)

「ほとんど」準備できているということですね。

I am almost there!(もう少しで着くよ!)

目的地はすぐそこにあるということですね。

I am almost certain (that) she is cheating on me.(彼女が浮気をしているのはほぼ確実です。)

☆これ、意外と知らないかも!?☆

almost certainで「ほぼ確実」ですが、こういう言い回しもできるんですよね、結構日本語の「ほぼ…」に幅広く対応できて便利な言葉です。

ちなみに、cheat on~で「…を裏切る(多くの場合、「(…を裏切って)浮気する、不倫する」という使い方)」になります。

もう少しで(…しそうになる)

He was almost hit by a car.(彼はもう少しで車に轢かれる所だった。)

危ない所でした!

She is not my girlfriend, but she is almost my girlfriend.彼女は恋人じゃないけど、ほとんど恋人といっていい人です。)

☆これ、意外と知らないかも!?☆

そうなんです。ここまで読んで下さった方はピンときたかもしれませんが、almostは「微妙な関係の人間関係」まで言い表せてしまう優れモノの表現なんですね!

上の例文は、例えば「友達以上恋人未満」かつ「限りなく恋人に近い」という関係を言い表すのにピッタリですね^^;

(上級編)almostのよくある間違い

さて、これまで見てきましたように、almostはめちゃめちゃ便利な単語なので、是非使ってほしいのですが、この単語、結構間違った使われ方もされる単語です。では、クイズ形式でみていきましょう。

以下の例文が正しいかどうか、〇、で判定してください

(1)My father almost always stay home without going to work.

(2)Almost students study English very hard.

(3)Almost all (of) the companies use PC.

如何でしたか…?

正解は、(1)〇、(2)✖、(3)〇 です!

ポイントは、almost は副詞なので、直接名詞を修飾できないのです

そもそも副詞とは?

品詞の一つで、自立語で活用がなく、主語・術語になることのない語のうち、主として連用修飾語として用いられるもの。

(?出典? 三省堂 大辞林)

うーん、正しいけど説明難しいやん!(笑)というわけで、他の文献もみてみましょう。

副詞とは、名詞以外を修飾する表現です。

(?出典? 一億人の英文法)

おお、これはわかりやすい!(笑)つまり、名詞の直前にはおけないんですね。

なので、さっきの問題の(2)は、

(2)Almost all (of) the students study English very hard.

(ほとんど全ての生徒は、英語を非常に勉強しています。)

となると、正しい表現になります。

…ここで、

①何でtheがついてるん?Almost all (of) students study English very hard.やったらあかんの?

②Most (of the) studentsstudy English very hard.と意味は一緒なん?

…と思った方、素晴らしい!鋭いです! …ただ、ここまでくると文法の説明になるので、またどこかの回で改めて!今回は「almostは副詞」ということを覚えてもらえればと思います。

※ちなみに超簡単に補足すると①は、ofが限定の意味合いがありofの後は、特定する冠詞のtheとセットになる、②ほとんど一緒ですが、超微妙なことを言うと、’Most (of the) students study English very hard.’の方が、’ Almost all (of) the students study English very hard.’と比べて、若干人数が少ないニュアンスになります(ただしどちらも「大半の生徒」を表現しています)。

今日も、Tak石河のブログを読んでいただいて、ありがとうございました。

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