【ビジネス英会話Tips18 ビジネスで役立つ気の利いた英語の言い回し~否定表現~】
否定表現を使った、役に立つ気の利いたビジネス英会話の言い回しとは?
こんばんは、Tak石河です。
否定表現というと、文字通り「否定的」なニュアンスはありませんか?実は否定表現、うまく使えば、とても気の利いた英語の言い回しになるんです。
おっ気が利いてるな!(※写真はイメージです。)
ここでは、vacationが決まってうきうきしているLiamと、社畜ことTak石河の会話を見てみましょう^^;
以下、( )内はTak石河による訳です(所々、意訳又は怨念がこもっていますがあまり気になさらず…)
今日のダイアローグ
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Liam ‘I will take a three-week vacation and going to Hawaii.’
(Liam「3週間の休みを取ってハワイに行くよ」)
Tak ‘Wow. I have NEVER taken such a long vacation in my life!’
(Tak石河「まじか!そんな長い休みは人生で取ったことは一度もないよ!」)
Liam ‘Why not?’
(Liam「なぜ?」)
Tak ‘Well, I am snowed under with the ongoing project, and I am afraid nobody can cover for my job.’
(Tak石河「今動いているプロジェクトで忙殺されていて、自分の仕事をかわりにやってくれる人がいないと思うんだ。」)
Liam’No offense, but no one is that indispensable. Why don’t you ask your boss to give you holidays?’
(Liam「悪気はないんだけどさ、そんなに重要な人間なんていないよ?上司に休みを取らせてもらうよう頼んでみたら?」)
Tak’I am afraid she won’t. And I might be passed up for promotion.
(Tak石河「マジ無理やわ。それに昇進から外されてしまうかもしれないし。」)
※注 上記でsheとなっているのは、Tak石河の上司は女性の方だからです。
Liam ‘Aren’t you too important to the company to be so worried about that?’
(Liam「君は会社にとって重要な人なんだから、そんなに心配することはないんじゃないの?」)
Tak’You’re never too important to worry about your job.’
(Tak「どんなに重要な人でも、仕事の心配はするもんだよ。」)
Liam ‘If you are that worried, you really do need a vacation.
(Liam「そんなに心配なのだったら、本当に休みを取った方がいいよ?」)
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最後のLiamの一言は、’I got it!!’と思わず言いたくなりますが(笑)、それはさておき、【note】と解説です。
【note】
snow under (with~):~に忙殺される(まさに、仕事という雪に埋もれるイメージです!)通常、be snowed under~と受け身の形で使われることが多いです。
cover for:(句動)~の代理・かわりをする(これは日本語の「カバーする」に近く、使いやすい表現です!)
no offense:悪気はありません。
Why don’t you~?:直訳すると「なぜ~しないのか」ですが、通常は「~したらどうですか?」の提案表現になります。
pass up:(句動)機会や取引などを逃す、逸する
【解説】
何となく感じはつかんでもらえたでしょうか?
一言で言うと、「直接相手に言うと角が立つ(かもしれない)ことを、やわらかく言うことができる」メリットがあります。
(1) No offense, but no one is that indispensable.
これは、超直接的に言うと、’Tak, you are dispensable.‘(Tak、別に君はいなくても困らないよ)になりますが、さすがにここまで直接的に言われたことはないです、さすがに怒りますよね(汗)
そこで、offense(悪意)はない⇒No offense, (悪意はないんだけど、)とワンクッション置いた上で、
‘no one is that indispensable.’(絶対に必要な人なんていないよ)と、柔らかく表現しています。
他に類似する表現としては‘Do not take me wrong,~’(悪くとらないでください/誤解しないでください)が挙げられます。
(2) I am afraid she won’t.
‘I am afraid X won’t.’でそのまま覚えておきたい表現ですね。
she won’tは、’She won’t give me holidays.’を省略しています。
(3) Aren’t you too important…
これは「否定疑問文」といわれるものですね。Are you too important…でもいいですが、否定疑問文にすることで、肯定の答えを予想・問いかけ(~ではないか)しています。
(4)You’re never too important to worry about your job.’
これは、文法的にはちょっとややこしいのですが、まずtoo~to…構文に否定的な意味があり、それをneverでさらに否定しているので、全体としては肯定の意味になります。
直訳すると「自分の仕事を心配するのに重要な人になりすぎることは決してない」
⇒意味する所は「どんなに重要な人でも、仕事の心配はするもんだよ。」ということですね。
ちなみに上記のダイアローグは、実際のTak石河とLiamとの会話をちょっと追加・修正したものです。外資系企業でも日本支部がvacationをとれないのは何でなんでしょうね??(汗)
皆さんもお仕事大変だと思いますが、worn out(疲れ果てる)前にしっかり休みをとってくださいね!
今日も、Tak石河のブログを読んでいただいて、ありがとうございました。
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