【ビジネス英会話Tips⑦ 「そうは言ったものの」を英語で?】
こんばんは、Tak石河です。
事実や意見を言った後に、「…そうは言ったものの」として、前言とは異なる事項を言いたい時ってありますよね?
そんな時、butやhoweverでもいいですが、これらを使うと、A, however, Bとした時に、貴方の主張はBの方に力点が置かれます。AとB、相異なるものの、両方ともに力点を置きたい。そんな時に、Tak石河は以下の2つの表現を強くお勧めします。というより、個人的にはこの2つ以外にもしっくりくるような表現に今の所出会っていません。
(1)Having said that,…(そうは言ったものの、それでもやはり)
(2)That being said, …(それはそうだが、そうは言ったものの、それはそれとして)
例文を見てみましょう。
(例1)
‘That was tough but, having said that, I think it’s taught us all a lesson.’
(大変だった。そうはいうものの、それは本当に勉強になったよ。)
※出典:英語例文はOxford online dictionaryより引用
(例2)
‘At the beginning of this article, I wrote that all cooperate with each other in life, but that being said, not everyone cooperates with each other like Mr. Yamada.
(冒頭に私は、人は皆、協力しあって生きていると書きましたが、そうはいっても、山田さんのように協力し合っているのではありません。)
※出典:Hiragana Times, 1995年10月号(一部改変) 及び 英辞郎on the WEB Pro(一部改変)
おわかりのように、having said that…/that being said… の前後の両方とも、話者は重要視していることが分かります。ちょうど、having said that…/that being said…を挟むことで、前の主張を(完全には)否定せずに、新しい視点を付け加えるニュアンスです。
これを、howeverを使った例文と比べてみましょう。
(例3)
‘He did not want to go. However, he went.’
(彼は行きたくないのに行った。)
howeverを使うと、その後に来る文章、つまりは、「(結局)彼は行った」ことに力点がおかれ、そちらが主張の主体になります。
ところで、having said that…/that being said…は、いわゆる分詞構文と呼ばれるものですが、Tak石河は、ビジネス英会話で使う分詞構文は、ほぼほぼこの二つくらいではないかと思っています。分詞構文は、学校の英文法と、実用の現場で大きくかけ離れている分野と思いますので、また機会を改めて詳述します^^;
今日も、Tak石河のブログを読んでくれて感謝です。
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